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レボルは革命を起こし、人々に勇者と称えられた。
本当に正しかったのかどうかは分からない。
未来の価値観では悪と評されるかもしれない。
だが、仮にそうでもレボルは知り得ない。
彼は自分の義を成し遂げ、感謝され、幸せそうに死んだ。
それだけは確かだ。
※
レボルの死後、超重量のハンマーを振り回せる者は現れなかった。
勇者のハンマーは何百年もの間、博物館の台座に飾られたままだ。
一方、勇気ある者の言葉は、今も人々の心に刺さっている。
<完>
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