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うるせーんだよボケェと思い朝食作りを一旦やめて顔をあげる。
「おはよ~」
「母さんか……おはよう」
「なに?そのタメ」
入ってきたのは、スーツ姿で軽くメイクをしている母さんだった。
本名 藤岡夕里(フジオカユウリ)見た目は美人、所謂モテる容姿だったりする。
俺のようしぃ?友達いわく「クラスに一人は居そうだけど、そんなに駄目なわけではないなんか残念な容姿」だそうだ。
簡単に言うと、友達いわく「中の中寄りの中の上」らしい。脇役顔だね!
あれ?なんか自分で言ってて悲しくなってきた……
ひとまず、そんなことどうでもいい。男は性格だからな。あ、じゃあ俺駄目じゃん。
そ、そんなことより我が母上だ。
何故スーツ?何故メイク?何故美人からイケメンが生まれなかった?
「今日は用事があるのよ」
俺が不思議そうな顔をしてたからか、理由を教える。
「スーツ着てメイクまでしてなんの用事だよ?」
「んー、仕事だよ仕事」
聞いた途端、100%動揺した。俺には分かった。
お前絶対嘘だろコノヤロウ。
こりゃなんかフラグが立ったか?なんて思いつつ、何も聞かず朝食作りを再開した。
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