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「てかお前Dだろ?なんで登校してんの?」
確かに。大川は違うクラスだ
「決まってんだろ。お前らの戦いを見るのと、応戦するためだ」
「お前はどっちに付く?」
「ホントはどっちでも良かったんだけど、ここで会ったお前らを敵にするのは気まずいからAに付くよ!」
「おぉ、頼もしいな」
これで俺らの戦力が増えた…
しばらく歩くと、学校に着いた
いつも部活の朝練で騒がしいグラウンドは静かだった
「校内で戦うって…、結構ウチの学校狭いよな…、逃げるとこ少ないぞ」
「逆に相手も逃げられないんじゃないか?」
「秀介、いやにポジティブだな」
当たり前だ、ポジティブに考えなければこれから先やっていけないじゃないか
「てかさぁ、お前ら作戦とか立ててるの?」
「あっ…、なんてな!ちょっとは考えてるよ、俺達も」
「ふーん、なら大丈夫かな」
A組は作戦なんて立ててなかった
みんなで集まる時間はあった。だが体育祭2位という自信でみんなは作戦を立てるということをしていない
もしかしてCは考えているのか?
だとしたら危険だ
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