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大川と別れ、教室へ向かう
突然知也がすりよってきた
「俺ら作戦なんて考えてないよな…」
「あぁ、Cが考えてたらヤバいな」
しばらくの沈黙が流れ、知也が口を開く
「今作戦考えた!ひたすら攻める!どうだ?」
「…」
「ごめん…」
気まずい雰囲気を纏いながら教室へ入る
教室はかなり静かでみんな覚悟を決めたような表情をしていた
「ねえねえ」
「なに?」
場に合わせて小声で話す
「なんか俺の机に置いてあるんだけど…、あれ何?」
知也の机の上には何か置いてあった
「は?これラジコンじゃん、カッコいー」
………は?
確かに知也が今手にしているのはヘリコプターのラジコンだった
「「「くっ……」」」
みんなも少し笑いを堪えてる
「…でもこれ結構すげーよ、カメラとかもついてるし、それに銃っぽいのも撃てるようになってる…」
「マジで?」
確かにかなり構造はしっかりしていた。だがまだ操作は出来ない…
「いいな、これ!操作しながら敵を捜査する!」
ちょっと生温いだじゃれが教室に虚しく響いた
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