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重くて1回振るのも大変だった大剣は今は軽々と持ち上げられた
相手もクラスのみんなも俺から後ずさりする
「うぉおおおぉ!!」
敵のクラスの奴がこん棒のようなものを振り上げ、向かって来た
ガキィイイィイ!!
効果音のような音が鳴り響き、お互いの武器が火花を散らし、ぶつかり合う
あれ?こんな力あったっけ?
「やあああぁあ!!」
俺は相手を吹き飛ばし、こん棒を持つ右腕もろとも切り落とした
「くっ…」
相手は右腕の切断面を左手で抑え集団に戻った
負傷した敵にC組の奴等が集まるその瞬間を狙い剣を振り上げた
「みんなどけえぇええ!!」
俺はそれを言い終わらないうちに大剣を降り下ろした
バキキ…バキィイイイ!
床が割れ、大きなヒビが入る
ヒビは真っ直ぐ敵の集団に向かい、集団の重みで床は崩れ落ちた
「「「うわああぁああ!」」」
20人は死んだだろう、人の命を奪うのはこんなに大きな罪悪感を背負うのか…
ダメだ、もう頭が…
俺はその場に倒れた
『秀介!起きろ!朝だぞ!!』
なんだよ…、俺は今眠たいんだ
それに外は寒いから出たくない…
もう少し寝させてくれ
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