プロローグ

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友達とドッジボールをして遊んでいた時に、友達が誤ってボールを少し飛ばしすぎてしまって道路までボールが飛んでいってしまったんです。 アタシがボールを追いかけて、道路に出た時にトラックがアタシに向かって突っ込んで来ました。 アタシはおもわず目をつぶって、『来ないでっ』って想ったんです。 そしたら、少し隣からグシャッって言う音と、車のクラクションが鳴り響く音が聞こえました。 ゆっくり目を開けると、アタシに向かって来ていたはずのトラックが、すぐ隣の壁にぶつかっていたんです。 アタシはこの事を友達や家族に話しましたが、誰1人として信じてくれませんでした。 信じてくれないだけならまだしも、事故のショックでアタシが変な事を言ってるって皆が言ってました。 この頃からです。 アタシが強く想ったり、願ったりすると何故かそれが叶ってるんです。 大きくなるにつれて、空中に浮いたり、服装を一瞬で変えたりなど…いろんな事ができる様になりました。 けど、アタシはあの事故以来、この事を誰にも言わなくなりました。 …また、変な事を言ってるって思われたくないですし。 、
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