あなたの裏 ぼくの裏

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ホテルをやっと決めて お兄さんに肩を抱かれながら はいろうとした。 “侑李っ!!!!!!” あ…聞いた事ある声。 もぅ誰だかわかってる。 けど見たくない。 振り返りたくない。 知 は…はいろ 無視すればいいと 思った。 けど声の主はしつこくて 侑李っ! そして僕の腕をつかんだ。 反射的に振り返ると やっぱりそこに居るのは 涼介。 1番会いたくなかったな… 僕はチラっとお兄さんを見た。 するとなんかわからないけど 顔を真っ青にしてた。 バッと涼介を見ると みたこともない目つきで お兄さんを睨んでた。 お兄さんは怖かったのか しらないけど 僕に「…き急用がっ!またね」 って言ってどっか行った。 またなんてないのに
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