幻影
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「梢、さくらんぼいる?」 「うん」 優衣は藍色に塗られた指先で、さくらんぼの柄を摘んだ。 「はい」 「ありがとう」 優衣の指先から、さくらんぼを舌で掬った。 さくらんぼは、甘酸っぱい匂いがした。 「梢」 「なに?」 「クラッカーちょうだい」 ここは確か、優衣のお気に入りのバーだ。 私は3回くらいしか、来たことがない。 「チーズは?」 「いらない」 「クリーム」 「いらない」
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