悲しい夢 【完】

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中学生時代に昔からある神社でのお祭り… 蝉も必死で疲れを知らないような音で鳴いていた ワタシは兄と兄の友達と屋台を回っていた。 射的の屋台で友達の一人がワタシが好きだったアニメのキーホルダーを採ってニッコリ笑ってそっとワタシにくれた。 嬉しかった。瞬間トキめいたけど…… ワタシには中学に入ってから好きになった人がいたから……兄友と言い聞かせて礼だけ伝えて不意に目に付いたのは、簪(カンザシ)や髪飾りが売っている屋台……とんぼ玉がキラキラしてて知らずうちに見に行っていた。 ざっと見終わったあと辺りを見回すと兄達は居なくなっていた。ハグれた―――――
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