序章 始まり

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(キィーン) ある日の球場……中学の地区大会を観戦する中学生がいた。 「全く……俺らの中学はいつになれば強くなるんだろうな」 青島 大雅は愚痴のように言い放った。 「俺らはベンチにも入れなかった組だろ?」 赤嶺 裕は皮肉のように言う。 二人は自分の中学最後の試合だというのにベンチに入れずに観戦していた。 「しかし……この点差は無いだろ」 青島が言うと二人が同時にスコアボードを見て 「「15点差って……」」 自分達の高校と相手の高校は15点の点差をつけられており、この回でコールド負けになりそうだった。
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