1章 寸前

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「これから一年間一緒に勉強する折橋 雪絵です、よろしくお願いします」 (お決まりの挨拶か…) 赤嶺がそう考えていると 「ちなみに25歳独身で彼氏募集中です。年下も全然大丈夫なのでよかったら相手してください。」 (う………) 折橋は無表情で教師とは信じられない言葉を言い放った。 そしてその後は自己紹介を挟んで帰りのHR。 「あと……この中で部活動に入りたい人はいますか?」 折橋が問うと赤嶺は勢い良く手を挙げる。しかし、他の生徒は手を挙げない。 「一人……ですね。じゃああなたは少しだけ残っておいて下さい。」
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