2さよならの始まり

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ゆりはふとなみの首に巻いてある見知らぬマフラーを見つけた。すぐにりょうのものだと直感したゆりはタクシーの中のりょうに声をかけた。 「あのー、マフラー!」 するとりょうはタクシーを降りてゆりの元へ駆け寄ってきた。 「乗って!」 「はい?」 りょうはなみを抱き抱えゆりの荷物を取り上げると、タクシーに乗り込んだ。 驚いたゆりだったが、何故か恐怖感はなく、ゆりもそのタクシーに乗り込んだ。
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