2さよならの始まり

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所変わって、某芸能事務所。 りょうはまた騒動を起こし呼び出されていた。 社長は謝罪の電話を入れていた。 「はい!よく言って聞かせますので…はい!申し訳ありませんでした…失礼します。」 りょうは社長の電話の横でのんきに寝そべっていた。 「りょう!いい加減にしてくれよ!今は人気があるからいいが…そんなんじゃ駄目になるぞ!聞いてるのか、おい!りょう!」 しかし、りょうは全く話を聞こうはせず、立ちあがり、 「俺、帰るわ!二、三日咳がとまんなくてさ!じゃあ!」 そう言うとそそくさと事務所を出て行こうとしていた。 「じゃあ車用意するから!お前が道歩いてもしファンなんかに見つかったら大変なことになるから…おい!聞いてるのか!」 そんな社長の言葉など気にもせず、りょうは事務所を出た。 そして、りょうも救急外来へとむかった。
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