巻き込まれた主人公

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巻き込まれた主人公

気が付いたら知らない場所にいた。 時刻は夜だろう。 見渡すと回りは緑が生い茂り、遠くの方にお城があった。 「何処?ここ?」 確か私は自分の住む街を歩いていただけの筈だった。 建物の角を曲がったらこの場所に来ていたから驚きだ。 何故この場所にいるのか判らなかった。 「夢かな…?」 そう思い、自分の頬を摘まもうとした。 「夢じゃないわよ?英雄さん?」 摘まむ寸前、自分の後ろから女性の声がした。 振り返るとフードの被ったロングヘアーの女性がいた。
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