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通常ほとんどは普通科、商業科、工業科に分かれるのが定石なのだが、この学園には普通科と魔法科という大人が首を傾げるか眉をひそめるようなことが書いてあった。
かくして希望校を興味本位で決めたのち、両親を何とか説得して見事この学園に通うことができた。
誰もが一度は憧れる魔法……
そんな夢のようなものを教えてくれるのが、ここというわけだ
ひょっとしたら、例のあの人とか賢者の石とか秘密の部屋とか色々なオモシロ体験が出来るかもしれない。
そんな高鳴る期待を抱きながら昇降口へと足を進めた。
壁には新入生のために指示が書いてあり、受験番号の順番で教室を割り振られている。
俺は即受験の申し込みをしたのだが、残念ながら1番はもらえず5番。
原因はトイレにこもっていた時間が明白であったのはここだけの話だ。
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