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「こっち向けよ。」 誰が向くもんですか!! そう言いたくても口を手でガードしているためにこもった声にしかならない。 「手、どけろ。」 そう言って無理矢理前を向かせられ、手を剥がそうと直哉君の手が近づいてくる。 や、やだ!! 必死でガードしても男の力にかなうわけがない。 「力、抜けよ。」 やっ…もうダメっ…。 思わず目をぎゅっと瞑って顔を下に向けた。
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