現実

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怜さんのこの声が好き。 怜さんのこの手が好き。 怜さんのこの唇が好き。 そして怜さんの・・・・。 頭の中でグルグルと駆けまわる熱い思い。 リョータ君本当にゴメンね。 私の心の中は今でも怜さんでいっぱいなの。 きっとこれから先も─── いつかもし再び会うことがあれば、その時は友達の関係でいられたらいいなと思う。 これって私の一方的な思いだから、リョータ君は嫌だって思うかもしれないけど。 再び風が頬にあたる。 私の心の中にも新しい風が吹き始めていた。
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