小学校時代

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    「美乃里、行こ?」     「あ、うん」     時間は進み、私は小学生になった。     ピカピカだったランドセルは ボロボロになり、私が小学生になって 年月が経ったことを知らせてくれた。     春からは中学生になるのだ。     「中学生になったら、制服あるんだって」    「そうなんだ、楽しみだね」     友だちとの会話も中学校についてが 多くなり、この頃は大輔のことなんて 記憶の隅にあるかどうかも分からない日常だった。     同じクラスにスポーツの出来る 男子が居て密かに好きだったこともあるし、 グラウンドで告白もされた。     だから本当に大輔の存在を 感じることは無かった。    
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