小学校時代

3/7
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/9ページ
    そんな日々に、少しだけ変化が起きたのは小学校6年生の秋だった。     「え、私ですか?」     「ああ、この間体育ではかった100m走の結果からみて先生が判断したんだ。」     その話しは突然で。 陸上競技大会に100m走の選手として出てほしい、というお願いだった。     「私、陸上部じゃないのにいいんですか?」     その大会は陸上部の人たちや、 陸上のジュニアクラブに所属 している子たちがでる大会で 高校生までが参加するため 思わずためらってしまう。     「ああ、走ってみろ」     「―…はいっ!」     もしこの大会に参加しなければ 私と大輔の関係は変わっていたのかな?    
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!