小学校時代

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    「大輔、が…?」     自分の口からこぼれる単語に 何故か体がびくりと震えた。     「お前、幼なじみだろ?中学の部で100mと200m出るらしいよ。」     翔太はあっけからんとそう言って 走り込みを開始した。     「…大輔も出るんだ」     ふっ、と言葉を吐きだし 私も翔太の後ろから走り込みを再開した。    ね、大輔。 あなたの中に私は居たのかな――?    
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