12/15

129人が本棚に入れています
本棚に追加
/283ページ
「いつも直輝とばっかり遊んでないで、クラスのだれかと遊んでみろよ」 そうでもしないとずっと友達できないぞ?と勇馬はたけしに言っている。 ぼくは何も言わず、ただだまって聞いていた。 心の中では、そうだぞって思いながら。 「……。わかった」 たけしはそれだけ言ってジュースを飲むと、部屋から出ていった。 「なんだ?あいつ」 勇馬はチョコレートをもう1つ取って食べた。 勇馬はたけしのために言ってくれたんだと思うけど、たけしは何かいやだったのかな。
/283ページ

最初のコメントを投稿しよう!

129人が本棚に入れています
本棚に追加