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「ふつうとかふつうじゃないとか考えなくていいさ。大事なのは、直輝の気持ちなんだから」 「うん…」 「お父さんからお母さんに言ってやろうか?」 「だめ!言わなくていいよ!」 ぼくはあわてて断る。 「そうか。わかった」 お父さんがにこっと笑って言った時、お母さんとたけしがもどってきたから、もうこの話はこれで終わって家に向かって車が走り出した。
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