130人が本棚に入れています
本棚に追加
「そんなこと、今まで一回もなかったぜ?うちのかあちゃん、すげぇ心配性だし」
なんでそんなこと聞くんだ?と、今度はぼくが質問されてしまって、ぼくはあわてて何でもないよって答えた。
それからすぐに先生が来たから、勇馬は自分の席に戻っていった。
ぼくの頭の中は、おばあちゃんといっしょに住んでた頃を思い出していた。
ぼくが学校を休んだ日は、おばあちゃんはずっとぼくのそばにいてくれた。
冷たくぬらしたタオルをおでこに乗せてくれて、それを何回も取り替えてくれた。
インフルエンザになった時は、マスクをしてまでずっとついててくれた。
最初のコメントを投稿しよう!