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「ねぇ、お父さん」 「ん?何だ?」 お父さんは食べていたコロッケをお皿に置いて、もぐもぐしながらぼくの方を向いた。 ぼくは作文の宿題を思い出して、お父さんに聞こうと思った。 「ぼくってなんで直輝って名前なの?どんな意味で、どんな思いをこめて名付けてくれたの?」 「急にどうした?」 お父さんはちょっとびっくりしたような顔をしている。 ぼくは、国語の授業中に作文の宿題を出されたことを簡単に説明した。
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