一章:こっくりさん再び。

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困惑中の俺を尻目に、そいつは話を続けた。 「当たり前…それで、あの事故の話…聞く?」 それこそ当たり前な訳で「是非、聞かせてくれ。」そう答えた。 そいつは語りだした。 「…あの日、たまたま夜中にコンビニに行ってたの……それで、コンビニから出てきたら、バンッって音がして、その方向を見たら、猛スピードで走りさる車がいたの。」 「…それで?顔は見たのか?」 「よく見えなかったけど……多分、あのコンビニでよく溜ってる、チンピラだと思う。」ってそいつは言った。 「なるほど……それでお前は俺のこと知ってるんだな。」って少し微笑みながら言った。
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