序章:こっくりさん、こっくりさん。

3/7
前へ
/32ページ
次へ
「…え?ちょっと待って?…こっくりさんやってるの?こいつらが?……ふざけんなよぉー。俺忙しいのにー。」 と、彼は溜息をついた。 というのも、幽霊の世界では、霊界法というものがあり、その第132条に「こっくりさんで呼び出された幽霊は、呼び出したものの質問、願いに答えなくてはならない。」と、書かれているのである。 「………仕方ないか…。」と、呟き10円玉を[はい]へ動かす。 すると… 「きゃぁっ!!ホントに動いてる!!」と、叫び声が上がった。 「まったく…お前らが呼んだんだろ。」と、思いつつ、「質問は?」と、10円玉を動かす。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加