序章:こっくりさん、こっくりさん。

6/7
前へ
/32ページ
次へ
静寂を壊したのは、さっきの活発な少女の一言だった。 「…何言ってんの……?」 少女は少し怯えている。 いや、正直俺もビビってる。 すると霊感少女は、 「嘘はついてないよ?今、みきの後ろにいるもん。」と、言った。 確かに嘘は言ってない。 俺は、みきって子の後ろに立ってる。 「や…やだ、変な冗談止めてよ…。」と、少女は呟くが、 俺は[確かに今、後ろにいる]と、10円玉を動かすと、教室中に悲鳴が響いたが、全員10円玉から指を離そうとはしない。 俺は「事故のこと…詳しく教えてくれないか?」と、質問したが、「特に覚えてない。」と、言われてしまった。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加