一章:こっくりさん再び。

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…あれからしばらくして、もう夜になってた。 少しでも手掛かりがないかと、事故現場を歩き回ってたけど一応、俺も幽霊。 その辺の人間に話しかけても、声が届くはずはなく、ふらふらしてる。 たまに浮遊霊ってんの? そんなのが来るから聞いてみるけど、 「何も知らない。」そればっか。 それに他人のこと言えないけど、血を垂れ流しながら歩いてる女とか居て、正直ビビりっぱなし。 何か情けねー…とか思ってその辺のベンチに座って目を閉じてた。 …気が付いたら、見知らぬ部屋にいて、「ここどこだよ。」 とか思ってたら、その部屋には一人、女の子が居た。
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