不倫理な関係

達也と悠人

悠人「……由美子…帰ろ？」

由美子「……達也に…謝って。」

悠人「……何で？」

由美子「…分からない？」

悠人「……手ぇ出してすみません。」

達也「俺が逆の立場でも…多分、殴るよ。」

由美子「……達也は悪くナイから…。」

悠人「…………。」

達也「…由美子、ごめんな…。」

この状況…

無知な私は、やっぱり適した言葉を見つけられずに、黙って俯いたまま、首を横に振った。

達也は…
謝らなきゃならない事なんて、何もしていない。