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「淋しそうに見えますか?」
私は目を反らす事なく無表情のまま聞いた。
「淋しそうじゃなかったらわざわざ聞かないよ。」
彼も目を反らさずに…苦笑いをしながら答えた。
「じゃあ、淋しいって事で。」
彼の苦笑いにつられ、私も苦笑いしながら答えた。
「どうしてスーツ姿で芝生に転がってるの?」
私は単純な疑問を彼にぶつけた。
「お姉さんこそ…どうしてこんな平日の夕方にスーツ姿で湖眺めてるの?」彼も聞き返してきた。
どうしてだろう?
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