「とある水曜日。」

11/18
前へ
/39ページ
次へ
「…ちっ、バレたか!」 「うっさい、はやくだせ。」 右ポケットからお気に入りが出てくる。 俺は急いで姉を外へ閉め出しフィギュアを元の位置に戻す。 ドア越しのくぐもった声が聞こえてきた。 「手当てした見返りよ!」 「でかすぎるだろ!しかも一番お気に入り連れ去りやがって!!」 「……次こそは……。」 「さっさと部屋に戻れ!!」 それっきりで足音が遠くなっていった。 「…………………はぁ。」 かなり疲れた。 脳内に保存してあった桃色部長のPを鑑賞し、気を癒やす。 あぁ…綺麗な桃色だったなぁ…。 やべっ鼻血が。 俺は鼻血をティッシュで止め、そのまま眠りについた。 今日は火曜日だった。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加