「とある水曜日。」

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学校への道を急ぐさなか、俺の親友、綾谷 海翔(あやたにかいと)とはちあわせした。 「よぉ繁ぅ!いっぺん死ぬかっ☆」 「はぁ!?」 開口一番「死」が出たことに驚く。 「お前サッカー部辞めたんだってな!どうすんだよ!お前といういじられ役がいなくなったら……俺が先輩から総攻撃受けることになるだろぉ!!!」 「知るか。」 「あぐぁっ!」 腹に一発入れた。 海翔は大げさにくの字に曲がりながらついてくる。 「うぅ………そういや……どの部に入ったんだ…?」 「SF部。」 「ああ~。………………お前部長狙いだろ!」 「ちげーよ。」 正直入るまで部長の存在は知らなかった。
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