「彩色の傍観者。」

3/7
前へ
/39ページ
次へ
石田に駆け寄る俺。 に歯をむき出し首を狙う石田。 反射的に石田を蹴り飛ばす。 「なっ……石田っ!」 俺はみんなの元までさがる。 櫻田がショックの顔で立ち尽くしている。 「石田さん!!!!」 櫻田が叫び、起きあがろうとしている石田を見つめる。 くるくる回っていた虹色小学生は、ラジカセを揺らしている。 「おにいちゃんね、凄いんだよ!なんと2分52秒!おねーちゃんより3秒ながくもったんだよ!」 そういいながら最高の笑顔を向けてくる。 石田が唸っている。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加