「彩色の傍観者。」

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「構えろ!!櫻田!!」 俺は立ち尽くす櫻田に向かって目一杯叫ぶ。 「おにーちゃん達この人殺すの?あはは!」 「黙れ虹色小学生!!!」 俺がカッとなってつい口走る。 「虹色小学生じゃないもん!彩葉(いろは)って名前なんだもん!」 「ああ、すまない…彩葉、静かにしてくれ。」 「石田くん…ゾンビになっちゃったんだね。」 小倉さんが悲しそうに構える。 「今度は悲しそうですね、小倉さん。」 「石田君との付き合いは藤崎くんとは比べものにならないからね。」 俺の言葉に銃を構えながら答える。
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