「とある水曜日。」

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一番後ろにいたパソコン野郎の一人が答える。 「あれは普通に考えて防犯セキュリティーと言えるでしょう。」 眼鏡をかけ、少し痩せているそいつは振り向きながら当たり前だ!とでもいいたげな顔で見てきた。 が、無視。 横には部紹介に現れた美少女が桃色の長髪を風になびかせて座り込んでいる。 美少女が続けた。 「パソコンとか精密機器が沢山あるから、普通の錠前じゃ危ないのよ。」 「そうか…………。」 俺は部室をある程度見渡した。 確かにパソコンが合計三台、謎の機械が一台、謎の機械2が一台、謎の機械3が一台……。 きりがないからもう言わない。 とにかく謎の機械やコードが多数置かれていた。
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