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院長が自信満々にそう言い切れば、院長は机の引き出しから何かを取り出した。
「要塞ホスピタル作動!」
「………はぁ?」
院長は高らかに意味不明な言葉を叫び、取り出した何かボタンの様な物をポチリと押した。
何だろう?何かとてつもなく嫌な予感がすると言うか……変な汗が止まらないよ!
院長が謎のボタンを押せば、その瞬間にゴゴゴゴッと不吉な音が部屋の外から聞こえてくる。
不吉な音が聞こえたと思えば次には院長室が真っ暗になっていた。
「な、何!?」
院長の意味不明な言葉に不吉な音。
突然の暗闇についていけない。
額からは変な汗が止まらないし、もう恐怖しかないよ!
一体何が起こってるのか私にも分かる様に説明をお願いします!
早急にっ!
暗闇の中で混乱していれば、誰かが電気をつけたのか部屋が明るくなった。
うん、人間って言うのは突然の暗闇にはビビるってもんだよね?
本当電気ついて良かったよ!
まだ根本的な問題は何一つ解決してないと言うのに、部屋が明るくなっただけでホッと安心してしまった。
私って単純?
「どうだ、紗智君!この最新の技術の結晶は!」
「はい?」
院長の言ってる意味が分からなかったけど、明るくなった部屋で院長へと視線を移せば、何が最新な技術なのか、どうして院長が超がつく程のドヤ顔なのかが理解出来た。
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