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「きゃぁぁぁぁぁー!」
その悲鳴にビクっと体が強張る。
な、何?悲鳴?
その悲鳴はさっき通り過ぎた受け付けからの様で、良くは聞こえないけど、悲鳴の他にも怒鳴り声の様な声も聞こえてくる。
病院で悲鳴なんてあまりにも似つかわしくないよね?
何かあったんだと急ぎ足で戻る。
受け付けに近付けば近付く程ザワザワと騒がしくて、ただ事ではない事が起こってるんだと感じる事が出来る。
一体何があったの?
そして照り焼きチキンの存在そっちのけで戻って来た私は受け付けが視界に入るなり目を見開き、咄嗟に壁に身を隠した。
………何だありゃぁぁぁぁぁ!!
えっ?落ち着け?落ち着け私!
今日は何か防災訓練とかそんな日だったっけ?
いやいや防災訓練だったらあんな物騒なもん振りかざしたりしなよね?
じゃぁあれは一体何なんだ?
あまりの衝撃的場面に出くわし、頭の中はすでにパニック!
私の理解の範疇を軽く越えちゃってるよ?
私の視界に入った物。
それは黒い防弾ジャケットの様な物を着込み、手にはライフルやら拳銃やらナイフやらテレビでしか見たことない様な物を振りかざし、そこにいる人達に怒鳴り散らしている集団。
いわゆる武装集団ってやつ?
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