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「院長ぉぉぉぉぉっ!」
院長室のドアを壊れんばかりに開き目を血走らせ院長室に踏み込めば、院長室には今野院長を初め、佐方部長や三井部長、総司やら一さんやら三馬鹿トリオやらイケメンお医者様が目の前に勢揃いしていた。
ただでさえイケメン集団だと言うのに、男の魅力を最大限に引き出してしまう伝説の衣『白衣』を着ているのだから尚の事!
そんな彼らが勢揃いなんだもの!
普段から見慣れているとは言えこうも見事に勢揃いされちゃぁ破壊力は計り知れない。
思わず魅入っちゃうのも仕方がないよね?
テロリストの事なんかポーンと頭から吹き飛んで涎がだだ漏れになっちゃうのも仕方がないって話しだよね?
私の登場に一番に駆け寄ってきたのは総司だった。
うん、やっぱり総司の白衣姿が一番破壊力があるよ!
「紗智さん!大丈夫でしたか?」
「えっ?大丈夫って?何が?イケメンが勢揃いな事が?うん、大丈夫!伊達に私の煩悩は鍛えられてないから…」
「何の話ししてんだよ!ったく」
イケメン白衣勢揃いについ本音がポロリすれば、佐方部長が眉間にこれでもかってくらい皺を寄せ、鬼の様な顔でこちらを睨んでいた。
その恐ろしい顔のお陰で、桃色だった気分が一気に現実の引き戻される。
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