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それからと言うもの
私が出勤の日は必ず来てくれた。
その度に
必ず、お土産を買って来てくれた。
昼間も暇さえあれば
メールをくれたり…。
さすがに、結婚をしている事は
隠していたけど
子供が3人いる事は話していた。
彼と一緒に居ると、話をして居ると
私の中の女の部分が
満たされる。
彼は、会う度
当たり前なのかも知れないが
私を女扱いする。
綺麗だ、素敵だ、
こんな女性に出逢った事がない…と。
勿論、他にもそんな風に口説いてくるお客様はいた。
なのに、なぜだろう…
彼にだけ、心が疼く。
彼は、けして
好きだとかは言わなかった。
ただ、私といる時は
私をとことん褒めて
私の話をとことん聞いて
私にとことん優しい。
そんな日が続いた、ある日
私達の関係に変化があらわれる。
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