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携帯のディスプレイを見ると
旦那と知り合ったキャバクラで
仲良くなったまいからだった。
『さら、久しぶり~
元気してた?』
相変わらずのハスキーボイスで
元気良く話しかける
まいに、笑いを堪えながら
「うん!元気だよ!
久しぶりだね!どした?」
『うん、実はね
スナックを自分でやろうと思ってるんだけど…
どうしても、さらにも手伝って欲しくて…』
突然の話に?が頭の中を駆け巡った。
まいは、知り合った頃からずっと
水商売をしてきた。
そろそろ、自分のお店を持ちたいと
話していたのは
記憶に新しい……
だけど、なぜ私も…?
『自分の店を、持つにあたって
やっぱり一緒に盛り上げて行くパートナーが必要だと思って…
考えて、悩んだ結果…
さらに手伝って欲しいと思ったの!
さらには、子供が3人居るし
そこは配慮する!
時給も出来るだけ頑張らせてもらうし、週3日でも、構わないから…
お願い出来ないかなぁ……』
う~ん…
私は悩んだ。
今は働いてないし、まいの誘いは
正直気持ちが動いた。
金銭面もそうだが
まいが
大事なパートナーに私を選んでくれた事が
何よりも、嬉しかった。
とにかく、私一人では即答出来ないので
旦那とも相談して
また、連絡すると伝え
電話を切った。
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