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午後11時20分
晩御飯の後、切菜を家まで送ってあげた。
本人からは拒否されたが、あの時間に年頃の女の子一人ってのは危ないしな。
妹はまだ帰ってきていない。
と言うより帰ってこない。
忘れ物が思った場所に無く、探すのに手間取ったから今日も友達の家に泊まるとメールが来たからだ。
結局泊まるのかよ!とツッコミを入れてやったが、切菜同様あの時間に女の子が一人で居るのは危険だ。
ある意味、この結果でよかった気がする。
さて、明日も早いしそろそろ寝るか。
ちゃっかり就寝の下準備(歯磨きとか)を終えてベッドの上で漫画を読んでいた俺は、今読んでいたページに付属の帯を挟み、机の上にを置いた。
あ、そういやメールチェックがまだだったな。
俺は顎でケータイを開き、画面を見る。
そこにはいつも見ている待受画面があるだけであった。
受信メールは無しっと。よし、準備OK!睡眠開始っ!
俺は紐を引き、明かりを消した。
ここで眠れないのが人間だよな…
明日から新しい学校に登校するというのもあるが、今日切菜と会った事の方が大きい。
元気そうで何よりだった。
そういや、爺ちゃんどうなったんだろ…父さんは心配無いって言ってたけど…
こちらも爺ちゃんをずっと看ていて帰るのは明日になるとの事。
つまり、今晩は俺一人だ。
…昨日の夜もそうだったがな。
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