鼠ノ兄妹

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コイツは中学生なので(今日までは俺もだが)学校が始まる日が違うという事に違和感はない。 そして、俺は紳士だ。 「これ、食えよ。」 俺が冷蔵庫の一番上の段からラップで包まれたお皿を手に取る。 てか真っ暗な部屋で何やってんだ俺。 「お、食パンに目玉焼きじゃん。早速電子レンジにレッツゴー♪」 美姫が電子レンジにお皿を入れながら 「ミニーは何食べるの?」 と聞いてきた。 「あんま腹減ってないしな。…とりあえず電気点けてくれ。」 俺は頭をボリボリ掻きながら言った。 「ふーん。まぁありがとねー。さすが兄貴。紳士だねぇ。」 美姫が部屋の電気を点けてくれた。 「そういうお主もなかなかやりおるのぅ。…ミッキーさんよぉ。」 「ミッキー言うなっ。」
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