プロローグ

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   SIDE: SYUN    結論を言おう。  俺こと神山 瞬は死んだ。  ーーんで、今。 「あんた......誰?」  周囲一帯が白一色の空間で髭ジジイと対峙している。  髭ジジイは尊大な態度でーー 「ワシか? ワシは神じゃ」  ゑ? 紙?   これは紙ですか?   「はいコピー用紙です......って違うわぁ!!」  み、見事なまでののりツッコミ。  ......これが紙の実力か。 「む、どこに行くのじゃ」 「修行してくる」  紙ごときにお笑いで負けるなどプライドが許さない!!  ......修行しよう。そうしよう。  俺は紙に背を向け、歩き出そうとする。 「まあ待て、これを見るんじゃ」  ぐえっ!?  止めろ首が締まる。 「何言ってんだこの変態髭ジジイ」 「ワシは一応神なんじゃがのう......ほれ」 「なっ......!」  髭ジジイが指を弾くと、目の前に超大型プラズマテレビが出現した。 「どうじゃ。これでワシが神じゃと信じてくれたかの? お主はまだ疑っていたからのぉ」  心を読まれただと!?  おまけにこのよくわかんない力......まさしくこの髭ジジイは神。  となるとーー 「俺は死んだ......のか?」
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