~親戚となる男~

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車で揺られること1時間。 やっと目的地である、式場に着いた。 「うわー....。」 なかなか大きい建物で、海岸沿いに建っており景色がかなり良く、まるでドラマに出てくるセレブの結婚式場のようだった。 (いかにも高そうな式場だ…) この時点ですでに蓮は、相手が金持ちであると断定してしまった。 「高そうね…。」 「凄く高そうだ…。」 父と母も驚愕している。 ここまで立派だとは思っていなかったからだ。 「とりあえず…入ろうよ…。」 蓮は驚愕している父と母に、そう促す。 中に入り建物内を見回すと、やはりかなり豪華だった。 少し早めに来てしまったようで、人はまだあまりいない。 親族ということで、新郎新婦がいる控室に案内してもらった。
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