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‐‐‐ガヤガヤガヤ‐‐‐
「ん?」
蓮は騒音で目を開いた。
それから周りを見てみると、離れた場所にはおそらく野次であろうか?そんな人だかりと
近くにはなぜか刀を持った武士のような人が2人、自分の目の前に立っていた。
よくみると、離れた場所にいる人達も現代とは違う、歴史の教科書で見るような服を着ていた。
(ここどこだ?
なにこの展開…。
どうすれば良いんだ…。)
悩んだ結果、近くにいる2人の武士のような男に聞いてみることにした。
「あの~ ここどこですか?」
「ここは………だ。
貴様は誰なんだ!?
なぜそんな怪しい格好をしている!?」
(ん? 場所が聞き取れない…。
なんか質問されちゃったし、もっかい聞き直すのは空気的に無理だな。
てか俺の格好?)
自分の服装を確認すると制服だった。
そして縄が足を縛っていた。
(あぁ なるほど。確かに周りの服装からしたら俺は場違いだな。)
「えっと…これは…いろいろあったんだ。」
「いろいろってなんなんだ…。
やはりこいつ怪しいな…」
すると2人はヒソヒソと、なにか話始めた。
そして3分くらい経過した。
すると1人が蓮の方を向いた。
「やはり貴様は怪しすぎる。
悪いが害となる前に斬る。
切り捨て御免!」
そう言い、蓮に対し刀を構え振り上げた!
(マジかよ!俺ここで死ぬのか!?
いや…よく思い出せ…
ここに来る前 俺は……
そうだ!寝てたんだ!
これは夢だ!)
蓮はそう判断した。
そして念じた、『覚めろ! 覚めろ!』と…
刀の刃が頭に当たる。
そう思った瞬間…
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