怠惰〔現実〕~不死身〔非現実〕になる?

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っとまぁ、こんな感じの家族構成な訳で………………… 「うん?」 ごろんと寝返りを打つ。 そこにはベッドの下で キミ、遅刻だよ。 とでも言うように置き時計が横になっていた。 9時ちょうどをそいつは無慈悲にもさしている。 「マジで…………………嫌、時計が止まったって事だってあるはずだ。」 最悪な状況は出来るだけ避けたい。何故だと?いや、普通に遅刻とかしたくないじゃん。しかも校門前には鬼教官がいらっしゃる、 「やだぞ、俺は爽やかな高校生活を送りたい。」 ふと気が付く。さっき時計は9時をさしていた。って事はつまりもう完璧遅刻な訳ですか? 「終わった。仕方ない支度して学校行くか。」 そう、例え遅刻と言えども無断欠席よりはまだましだろう。それにこの時間じゃあの鬼教官も朝の職員会議に召喚されてるだろ! そう確信し部屋を後にする 「あ、ミュージックプレイヤー持っていかねーと」 いけないいけない、最近の高校生は音楽が無いとやって行け無いからな。そう誰かのブログでも 「ノーミュージック、ノーライフ」 何て書かれてたし。うん、このコメントには賛成だ。机からミュージックプレイヤーをとり、引き出しに入れてあるイヤホンを取る。 「おし、行くか。」 さっそくイヤホンジャックにイヤホンを挿入する。んで走りながら耳にイヤホンをはめ、家の玄関ドアを開け放つ。
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