怠惰〔現実〕~不死身〔非現実〕になる?

4/4
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
家を跳びだしひたすら学校までのランニングが始まる訳で………………… 走りながら思い出す。 「朝飯食ってなくない?」 あぁ、そうそう今日は何故か美咲は飯作りに来てくれなかったし、…………………愛想つかれた何て事無いよね。 走り始めて10分、腕時計をに目を落とす。 9時10分過ぎをさしている。 「はぁ、はぁ…はぁ~たったこの短時間でい、息切れとは…落ちた物だな。」 今日はかなりマズイ、ただでさえ体力も劣ろえつつある高校生の俺には命を削るに等しい行動だ……んで、しかも+αで朝飯も食わずにランニングとなると その、なんと言うかブラックアウト寸前な状況でしてですね。 ふと、俺の目の前に少女がそれはもうとんでもないないスピードで走る姿を見つけるあのスピードだと世界陸上の選手を彷彿させる。 「おい、もう遅刻確定なんだから、遅刻者同士仲良く登校しない?」 と聞こえてるかどうか分からないが全力疾走の彼女に叫ぶ。 その後ろ姿には見覚えがある、肩辺りまでの黒髪のミディアムとバックに沢山のキーホルダーやらマスコットがぶら下がったスクールバックをリュックのようにしている。 間違いなく、花園美咲 である。珍しく彼女も遅刻のようだ。 彼女は前にこう言っていた 「遅刻なんってどうしたら出来んのよ。」 っと仁王立ちの美咲の姿がフラッシュバックする。 「遅刻……してんじゃん」 先程声をかけたのにまだきずかないとは…いや、無視してるのかもな。 ってんなことより飯の事を聞かなければ、もう飯はないのは分かっている。寝過ごした俺も悪い。しかし、このままだと、マジで鬼教官ではなく天使さんが御降臨なさる。ほら、そんな事考えてる間にもすでに右足の感覚が無くなって来ている。例えるなら空気を蹴っている感覚だ……マズイマズイぞ(><) 「メシ~~~~~~~~~~~~」 叫んだ。叫んでやったさ。するとほら、親切に立ち止まりこちらを見るなりバックから黄色いハコをとり出して……ん?なんで片足上げてんの、いや、朝から縞パン見せられてもね。 「ふん!」 遠くからそんな声が聞こえる。するとその黄色いハコは垂直に縦回転し、すんごい速さで頭にぶち当たる。バコッ 「痛ぇぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」そして彼女はスッキリした表情で学校え消えて行く 俺は暫らくそこで両手両足を放り投げた形で通行人に発見されるまで倒れるしかなかったのだ。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!