第一章

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何事もなく一週間がたったある日の朝のこと 「おーい! 慎」 慎と呼ばれたのはこの物語の主人公 慎を呼んだ少年は走りながら叫んでいた。 「朝からうるさいぞ。拓、そんなさわがなくても聞こえる! 」 拓と呼ばれたのは走ってきた少年だ。 「慎、お前今日暇か? 」 「暇じゃない。行くとこがあるからまたにしてくれ」 「いつも暇じゃんかよー! 今日に限ってなんだよー」 拓はぐれていた。そんなやり取りをしてるとまた大声で名前を叫んで走ってくる人がいた。 「しーん! なんでいつものとこで待ってないのー!」 すごい勢いで走ってきたのは少女だった。 「今日はやけに騒がしいな誰だよ」 「ふぅーやっと追い付いたー慎一緒に学校行くって…」 慎はしゃべりおえる前に言った。 「約束なんかしてない!勝手なこと言うなよな」
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