17人が本棚に入れています
本棚に追加
「い、いやいやいや…っ!!」
確かにスゴい綺麗でドキッとしたけど…っ!!
ま、まさかウィッグ付けた先輩なんて……想像もしたことなかった。
ていうか、何か短いイメージが強くて全然わからなかったんですがっ!
「な、何でこんな状況に…?」
「それは…、その……」
言葉を濁す弥生先輩。
気まずそうに視線を反らす辺り、少し怪しい。
もしかして、何か隠してる?
「弥生さん」
ボクがそんなことを考えていると背後から霧谷くんの声が聞こえる。
振り返ってみれば、中身の入ったガラスコップを手にする霧谷くん。
「これ、何ですか?」
中に入っているのは透明な液体で、見た目的にシュワシュワした感じだったから、炭酸ジュースか何かだろうと思う。
でも、それがどうかしたのかな?
「し、知らないわよっ?」
対して、そう答える弥生先輩。
心なしか、声が裏返ってる気がするのはボクの気のせい?
「……聞き方が悪かったですね。
弥生さん、どうしてコップに
お酒が入ってるんですか?」
お酒…?
最初のコメントを投稿しよう!