忘れようがないあの地震…

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そう 。皆の記憶に新しい東日本大地震だ。 あの日俺は、仕事をしていて、ちょうど接客をしていた。他の三人で、リーダーは事務仕事、サボり魔は相変わらずサボって携帯を弄ってる、もう1人は昼食を食べていた。 最初は、お客さんに「地震ぽいですね~」とか話してた。そしたら急に縦に大きく揺れだした。 その途端、大雪が降ってきた。 俺とお客さんが慌てて屋根から避難した。従業員全員も中から飛び出してきた。 その瞬間、給油をして停めていた場所の屋根が急に崩れて来た。 一先ずお客さんを含めた四人で道路に逃げた。 電信柱が玩具みたいに横に揺れる、ある場所の道路が隆起し、道路が割れていき、向かいのスーパーの柱の一本がグニャリと曲がった。 道路の先にある、石油精製所からは火が出ていた。そして消防車が一台通過していった。 何事かと、町中に響く放送を聞いていたら、津波が来ると情報が入った。 自衛隊の車が何回も目の前を通り、「高台に避難して下さい!」と言ってまたどこかへ去っていく。 一先ずお客さんには「ガソリン代は落ち着いたらでいいんで…」と言い、先に避難してもらった。 スーパーの店長達がつかえなく、お客達を避難させないので仕方なく俺ら4人で「高台に避難して下さい!」と、言いまくり、避難してもらった。 さて、とりあえず避難誘導も終わったから、俺達も決められた場所へ移動した。社員三人はその場所で所長達と待機になり、俺だけ帰っていいと言われ、家に帰った。 築30年はたったかなと思う家は、意外にも壊れてなかった。 両親が家の中にいるはずが、家の中には誰もいなかった。 探しついでに津波を見ようと思った俺は、海岸近くに降りて行った。両親を発見した。 母親をとりあえず家に帰し、父親と津波を見ていた。 近所の人が経営していたガソリンスタンドが壊され、友達の家も壊れた… 地区の消防団員から、「ここまで来そうだから避難しろ!」と言われ、父親と家に帰ろうとした途中、浜辺を見ていたら、砂浜が海で埋まり、道路の崖まで波が来た。 とりあえず家に帰った。
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