4人が本棚に入れています
本棚に追加
そう
。皆の記憶に新しい東日本大地震だ。
あの日俺は、仕事をしていて、ちょうど接客をしていた。他の三人で、リーダーは事務仕事、サボり魔は相変わらずサボって携帯を弄ってる、もう1人は昼食を食べていた。
最初は、お客さんに「地震ぽいですね~」とか話してた。そしたら急に縦に大きく揺れだした。
その途端、大雪が降ってきた。
俺とお客さんが慌てて屋根から避難した。従業員全員も中から飛び出してきた。
その瞬間、給油をして停めていた場所の屋根が急に崩れて来た。
一先ずお客さんを含めた四人で道路に逃げた。
電信柱が玩具みたいに横に揺れる、ある場所の道路が隆起し、道路が割れていき、向かいのスーパーの柱の一本がグニャリと曲がった。
道路の先にある、石油精製所からは火が出ていた。そして消防車が一台通過していった。
何事かと、町中に響く放送を聞いていたら、津波が来ると情報が入った。
自衛隊の車が何回も目の前を通り、「高台に避難して下さい!」と言ってまたどこかへ去っていく。
一先ずお客さんには「ガソリン代は落ち着いたらでいいんで…」と言い、先に避難してもらった。
スーパーの店長達がつかえなく、お客達を避難させないので仕方なく俺ら4人で「高台に避難して下さい!」と、言いまくり、避難してもらった。
さて、とりあえず避難誘導も終わったから、俺達も決められた場所へ移動した。社員三人はその場所で所長達と待機になり、俺だけ帰っていいと言われ、家に帰った。
築30年はたったかなと思う家は、意外にも壊れてなかった。
両親が家の中にいるはずが、家の中には誰もいなかった。
探しついでに津波を見ようと思った俺は、海岸近くに降りて行った。両親を発見した。
母親をとりあえず家に帰し、父親と津波を見ていた。
近所の人が経営していたガソリンスタンドが壊され、友達の家も壊れた…
地区の消防団員から、「ここまで来そうだから避難しろ!」と言われ、父親と家に帰ろうとした途中、浜辺を見ていたら、砂浜が海で埋まり、道路の崖まで波が来た。
とりあえず家に帰った。
最初のコメントを投稿しよう!